ビートルズを語る 【抱きしめたい】
1963年 11月29日 5枚目のシングル
『I Want To Hold Your Hand』
この邦題が「抱きしめたい」。
ビートルズ旋風は、この曲で
ついにアメリカに上陸し たのだ。
当時キャピトル・レコードは、
相手にしていなかったというから
こうやってみるとびっくりしてしまう。
ところが担当者がロンドン出張中に
「抱きしめたい」を
偶然耳にしたことで
状況は変わった。
「アメリカでもヒットする」
と確信したのだ。
そして、一気にブレーク!!!
エルビス・プレスリーのデビュー時をも
凌ぐほどの熱狂ぶりだった。
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やっと、
ここでアメリカの音楽市場にも
認められることになった。
イントロがうまいと思うのだ。
最初から迫力がある。
イギリスだけでなく
アメリカで通用する音楽となれば
もう世界的に認められたも同然である。
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そう、アメリカで認められるということは
日本でも流行るということなのだ。
日本では、
「プリーズ・プリーズ・ミー」発売を予定していたにも関わらず
1964年2月5日に「抱きしめたい」は、
デビュー・シングルとして発売された。
またビートルズがきっかけで
その他のイギリスのアーティストにも
注目が集まる事にもなったのだから、
ビートルズというのは
世界のミュージシャンに貢献していると言える。
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そうそう、
放題は、「抱きしめたい」なのだが
『I Want To Hold Your Hand』を直訳すると
君の手を握りたい、となる。
ビートルズが来日するにあたり
この邦題は原曲と離れすぎていると
言われることもあったらしい。
たしかに、
「意訳」すぎると思う。
では、なぜこんな邦題がついてしまったか・・・
という話になるのだが
日本のレコード会社は
このレコードをどうやって
売上をあげるかという事を考えた末のことだった。
横文字に馴染みのなに日本人に
この曲をすぱっとアピールし
売れる邦題というのが
課題だったんだよね。
そんなわけで
全然違うと思うのだけど
この曲は、「抱きしめたい」になった。
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