★ザ・フー それぞれが自分を主張!!これってありなんだ。
英3大バンドといえば、
「ビートルズ」「ローリングストーンズ」
そして「ザ・フー」と言われている。
しかし、ザ・フーは、あまり来日をしていない事もあり、
日本ではあまり認知度が高くない。
ザ・フーのすごいところは、
そのオリジナリティだ。
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今では、ロックといえば、
パワーコードというくらい
よく使われているが・・・
実は、
このパワーコードを
発明したのが
ザ・フーの
ピート・タウンゼントなのである。
パワーコードの発明って
本当に偉大だ。
このコードのお蔭で
ギター初心者でも
セッションが可能になってしまうのだから。
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ロックと出会ったのは、
この曲だった。
1955年
ビル・ヘイリー
「ロック・アラウンド・ザ・クロック」
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ピート・タウンゼントの生まれ育った家は、
ジャズなどの音楽がいつも流れていた。
父のクラリネットやサックス奏者
母はボーカリスト。
祖父もフルート奏者。
という音楽一家。
そんな彼が、始めに手にした楽器は、
ハーモニカだった。
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しかし、ギターを手にしたところ
いきなり弾く事ができてしまう。
そこで祖母がギターを
プレゼントした。
そして、ハーモニカから
ギターに転向となる。
基本的な弾き方は父に習ったが、
コードなどは独学だった。
その後
ロックバンドを結成する事になる。
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ある日、
このバンドが
ローリングストーンズの前座として
共演した。
これをきっかけに
ロックサウンドを
追求するようになる。
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1962年結成
当初は、The Detours
1964年
ハイ・ナンバーズ
「I’m The Face」
でデビュー。
バンド名は、この後、
「ザ・フー」に改名した。
ザ・フーは、1965年にデビュー.
「マイ・ジェネレーション」が大ヒット。
この時、ジョンエントウィッスルが
やったベースソロがすごい。
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1950~60年代
若い労働者の中モッズが流行った
ミリタリーパーカーと3つボタンスーツなどのファッション
が流行し、
そのライフスタイルなどもモッズと言われた。
モッズコートという言葉もここからくる。
ビートルズもデビュー時は、
モッズファッションだった。
そんなモッズが好んだのが、
ザ・フーだった。
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ザ・フーと言えば、
ギター破壊のパフォーマンスという
イメージが強いが・・・
しかし、実は、
書く詩は、人々を感動させ
多くの人の共感を得た。
1969年「トミー」が大ヒット。
この曲は、クラシック要素を取り入れており、
ロック・オペラ(ロック・ミュージカル)
という新しいジャンルを確立させた。
巨大でストーリー性のある
ロック・オペラ。
目も見えない、耳も聞こえない
言葉も喋れないトミーの物語だ。
つまり、舞台でも見るように
構成された音楽を
ロック・オペラと呼ぶ。
1974年のロックオペラ「4重人格」も
大ヒットとなった。
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ドラムキースムーン
ここで?という思い付きのようなタイミングのバスドラ。
ハイハットでリズムを刻むことは少ない。
というより、ハイハットをドラムに
組んでないことさえあった。
フィルインがやたら多い。
自由奔放に滅茶苦茶にやっているかと言えば
そういうわけでもなく
曲を邪魔するようなプレイはしないのだ。
メンバーを見ながら
アドリブが入ってこうなるらしい。
枠に囚われない演奏・・・。
スティックを使ったパフォーマンス。
立ちあがり、のけぞりという
魅せるドラム。
とにかく、目立つ、目立つ。
ベースのジョン。
彼がまた、一見クールに見えて、
個性あるベーシスト。
周りがどんなにハチャメチャな
パフォーマンスをしても
彼だけは我関せずだ。
彼は、その演奏力の高さから
ローリングストーン誌が選ぶ
最も偉大なベーシストで1位を獲得している。
普通、ベースは、ほとんど音として聴き取りにくく
間違ったときだけ目立ってしまう
影で支えてる的なパート。
のはずだが・・・ジョンのベースは
存在感がすごい。
ベースしながらリードボーカルを
することもあった。
なんと、ボーカルやギターより
ドラムとベースが目立つというこのバンド!!
ギターのタウンゼントは、
ギターソロが弾けなかった。
彼の代わりにベースが
リード演奏することもあった。
そのかわりに(?)
右腕をグルングルン回してピッキングする
ウインドミル奏法が特徴だった。
(ローリングストーンズから
ヒントを得たらしい)
また、テンポを保っていない
ドラムのキースに言わせれば、
ギターのタウンゼントがテンポを保つ仕事だと・・
ハチャメチャに感じるけれど
メンバー同士は、お互いを気にかけていて
心から通じ合っていたようだ。
また、空飛ぶギタリストとも呼ばれ、
演奏中のジャンプスタイルは、
ヘビメタに影響を与えた。
そして、
ボーカルのロジャー
普通、楽器というものは
ボーカルを尊重するわけだけど
このザ・フーに限っては、
ボーカルより
楽器プレイヤーの方が目立っている。
それでも、ロジャーだって
マイクを振り回したのパフォーマンス!
しかし、本来、あり得ない個性派メンバーのせいで
けっこう頑張っても、
ボーカルが過小評価されがちではある。
でも、実はハーモニカもするし
ギターだってできるのだ!
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こんなに
メンバーそれぞれが
好き勝手に
「俺が!」的な演奏パフォーマンスをしているのに
なぜか、不思議とまとまるという・・・。
それは、高い演奏能力があるからかもしれない。
そして、ザ・フーは、
世界に愛されたバンドになった。