洋楽タイムスリップ1963 I only want to be with you / ダスティ・スプリングフィールド
I only want to be with you
(邦題:2人だけのデート 直訳だと「あなたと一緒にいたいだけ」)
第2のビートルズと言われたベイシティローラーズが歌い
1976年に大ヒットした。
某番組のオープニングトークテーマ曲だったので、
聴いた事のない方のほうが少ないだろう。
ただし、実は、ベイシティローラーズが歌ったのは、カバー。
このオリジナルは、
1963年ダスティ・スプリングフィールド
彼女のデビュー曲だった。
彼女は、最初にグループで活動していたが、1963年からソロ活動を始めた。
関係者の多くがソロでは売れないと評価されていなかった。
だが、この曲がヒットした。
ちなみに、こちらはニコレット・ラーソンがカバーしたもの
その後もヒットが続く。
そして、世界的にヒットした
これは、絶対に聴くべき!!!
彼女がリメイク。
ハスキーで伸びのある声である。
「黒人の心を歌う白人ソウル・シンガー」とも言われ、
後々のアーティストに大き影響を与える事になるのだが・・・
しかし、スランプは長かった。
60年代後半には、人気に陰りが出てくる。
やっと90年代になって、クラブでその実力が評価される事になった。
1999年、乳がんで他界。残念な事に59歳という若さだった。
「ローリング・ストーンが選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」
では、35位にランクイン。
ソウルシンガーは、
得てして黒人っぽく真似てそれっぽく歌うものだが、
彼女は、それをしなかった。
苦悩が多かった彼女の歌は、表面的にではなく
それこそ「魂(ソウル)」を歌っていたと思う。
それが、多くの人の心を離さず・・・
偉大なシンガーと言われる所以なのではないかな。