音楽のジレンマについて
新型コロナの影響によって
学校は臨時休校になりました。
過去の歴史でも
学校が全国的に休校になるということは
なかったのではないかと思います。
社会は、大きな影響を受けています。
その中で、音楽という分野はどうでしょうか。
CDが売れない現在では
音楽というエンターテイメントは
ライブによって成り立っていました。
音楽というものが
「体感」ということで
成り立っていたといえます。
ライブの自粛が聞かれるようになった今、
音楽業界は、大きく打撃を受けています。
そもそも、3月というのは
イベントも多い時期です。
また、ライブなどの規模が大きければ大きいほど
そのためにかかる経費は大きくなり
入るはずの収益がないため
マイナスが大きくなってしまいます。
なぜならば
ステージのセットを作ったり
グッズの作成や諸経費など
規模によっては数千万という金額が
動いていくのです・・・・。
これがもし天候によるライブの中止ということであれば
「興行中止保険」というものがあり
損害を保証してもらうことができます。
しかし
実は、コロナウイルスの場合は
対象にならないというのです。
会場費だけでなく
人件費もかかります。
イベント会社が次々と
倒産してしまっています。
音楽という文化は
人の心を豊かにします。
人と人をつなぎます。
でも、哀しいことに
現実として、
これまでのエンターテイメントが
同じ形で継続していけるかが
分からない状況になってきました。
ライブの延期や中止が相次ぐ中・・・
サカナクションは、
過去のライブ動画を配信するということです。
今、誰もが不安なのが現状なのですが
相手がウィルスである以上、
どうすることもできません。
だから、サカナクションのように
発想の転換をする柔軟性は大事だなと思います。
ジレンマは感じつつも
ダーウィンの進化論が
ふと頭をよぎりました。
「唯一生き残ることができるのは、
変化できる者である」