洋楽タイムスリップ1963 BE MY BABY / ザロネッツ
リードボーカルのロニカ・ベネットが、
実姉と年下のいとこを誘って結成となった
女性コーラスグループであります。
でも、最初はぱっとしなかったようです。
そこでプロデューサー、フィル・スペクターと
出会う事になるんですね・・・・。
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彼の音作りは
と呼ばれました。
どういう事かというと・・
つまり、音に厚みを出すというものなんです。
普通、リズム楽器は1台づつですよね。
しかし彼は同じ楽器を複数使い
ユニゾンで弾き、音を重ねたのです。
それは、
十分な音量と音圧を得る為であります。
高域と低域にわけて演奏したり
パーカッションをうまく組み合わせたり・・・・
バックの演奏に深みや厚さを出していきました。
このこだわりように驚いてしまいます。
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とにかく、この音作りへの熱量はものすごくいものでして
何度でもやり直したといいますからね。
また、
ギター、ピアノ、ベースと
ひとつずつ音の輪郭をとっていったそうです。
とても丁寧に音を作っているわけです。
(この音作りは
音楽制作者やミュージシャンに
大きな影響を与えたのですが、
その一人が、山下達郎。
なんか、分かる気がしますよね。)
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さて、
ロニカベネットの魅力的な声に惹かれ
2人は結婚したのでした。
しかし、
そのままめでたしとはいかず、
その後、離婚となったのでありますが。
で、この曲。
どこかで聴いた事、あるのではないかと思います。
そのこだわりの音作りのほどは
聴く価値に値しますので、
是非ぜひ、一度聴いてみて下さい。