クインシー・ジョーンズの話・・・(前編)
数々の曲をヒットさせ、大統領の次に忙しい男と呼ばれた・・・
その、クインシージョーンズについて、もう少し語らせてもらおう~。
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幼い頃にふたしたことでピアノを単音で弾いてみた。
そのときに、音楽を志す事を考えたという。
その後、トロンボーン、などを演奏していくが・・・
最終的には14歳ではじめたトランペットを
演奏するようになる。
10代で、あのレイチャールズと一緒にナイトクラブで演奏。
これが、本格的な音楽人生の始まりとなる。
スイングからマーチングまで、
なんでもやったという。
午前3時までエルクス・クラブでビバップ(ジャズの一種)を
演奏するような日々だったが・・・
お金や名声については、
まったく考えなかった、という。
ただただ、良い演奏がし、
良いミュージシャンになりたかった。
それだけだった。
お金や名声は後からついてきたものでしかない。
彼は、本当に、本当に
音楽を愛していた・・・。
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私は、以前、トランペットに挑戦する機会があったが
何度がんばっても、音が鳴らないままだった。
あの音色、あの余韻。本当に惹かれる。
自分ができないだけに、よけいに、そう思うのだろう。
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さて、彼の話題に戻そう。
1960年代には
沢山の映画音楽を作っていった。
そのひとつが、1967年の「夜の大捜査線」である。
いかにも、彼の音楽人生が詰め込まれている感じがする曲である。
しかし
この曲から、のちの「愛のコリーダ」は、
どう考えても、想像できないのだ・・・。
頭の柔らかさなのだろうが、
もし彼が他人の音楽のプロデュースをしなければ
きっと発想が変わることもなかっただろう。
とにかく、このクインシー・ジョーンズという人は
固定観念がなく、
どうやって自分の持っているものを提供していこうか
どうやったら多くの人に受け入れられるだろうか・・
ということを常に考えていった人物だと思う。
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ジャンルや型式にこだわっていない彼は、
この後、とんでもない偉業をなしとげていく事になる・・
続きは、後編で。
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