ビートルズを語る we can wark it out(僕らはうまくいく) でも、人生は短い。
さてビートルズの
演奏も・・・
全てにセンスがあり
ハイクオリティ。
ポールがどれだけすごいかを
感じさせる。
三拍子でワルツっぽくなる部分。
これはジョージハリストンが
考えたらしい。
ペトゥラ・クラーク 1966年アルバム「My Love」
ディープ・パープル 1968年アルバム「詩人タリエシンの世界」
スティーヴィー・ワンダー 1971年シングル
ヴァレリー・シンプソン 1971年アルバム「Exposed」
ハンブル・パイ - 1975年アルバム「ストリート・ラッツ」
フォー・シーズンズ - 1976年アルバム「All This and World War II」
メラニー - 1978年アルバム
チャカ・カーン 1981年 「What Cha' Gonna Do for Me」
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やっぱりこの曲は、
きれいに歌い上げるのではなく
こんな感じで
ソウルっぽく歌ってほしい。
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チャカカーン
ああ!!さすが。
いいね。
いいね。
いいね。
いいね!!
チャカカーン。
これだよ~!!
求めていたのは。
このアレンジは
本当に素晴らしい。
正直、原曲のビートルズより
好きである。
この曲の編曲のしかた・・・
曲間の
サックスの音かな?
これもかっこいい。
ベースラインが
まるでベースソロ?ってくらい
大きい役目をしている。
ベースの低音が効いてくると
ブラックソウルっぽさが
浮き立つ。
ビートルズを語る なぜか両A面のデイトリッパー
「恋をだきしめよう」との
両A面でリリースした曲。
このギターリフ
どこかで
聴いたことがあるだろう。
同時発売。
お得感はあるだろう。
特徴的で癖になる。
一度聴いたら
耳から離れない曲だ。
ジヨンとポール
二人が終始重ねて歌っている。
ジヨンレノンが
ポールマッカートニーの
「ドライブ・ マイ・カー」
という曲に
インスパイアされて
作ったというが・・・
その気になる
ドライブマイカーとは・・
こういう曲である!
アルバム「ラバーソウル」の
1曲目として
入っている。
印象的なサビのフレーズには
中毒性があり
ビートルズ、すごい曲作ったなと思う。
それまでの
ポップス系とは違う。
ポールが考えたという
車のクラクションをイメージした
コーラス。
Beep Beep’m Beep Beep Y ear
コードに対して外して歌ったり・・・
またビートルズのドラムは
基本8ビートで
初心者の練習にもなるのだが
リンゴのドラムにも
変化が出てくる・・・
この時期から
ビートルズの音楽そのものに変化が
出てきているようだ。
リズムが・・・
ドラムとギターが・・・
微妙なずれというか、
トリッキーな変拍子で
なのに
調和している。
ここで
余談だが
村上春樹の短編小説に
「ドライブマイカー」と
いうものがある。
村上春樹は
ビートルズが日常生活の
一部だったらしいが
これも、自然と
ラジオから聞こえてきたのだろうか?
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デイトリッパーに戻るが・・・・
色んなアーティストが
この曲を
カバーしているわけだが
オーテイス・レディング
などの他
日本でも
YMO(イエローマジックオーケストラ)
なども。
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オーテイス・レディング
ばりばりの
ロックテイストである。
イントロははっとさせられる。
女性ボーカルの歌い方は
期待とは違ってはいたけれど。
これはこれで。
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ジミヘンの演奏は、かっこいい。
低音のきいたギター。
すごく素直に歌ってる。
歌唱力に魅力がある。
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YMOバージョン
ギターソロが斬新。
シンセサイダーを使った
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この曲のレコーディングは
たった一曲に10時間も
費やしたらしい。
またEMIとの契約で
リリースを急いでいたようだが
完成度は高い。
とにかく
ジヨンの作ったこの
ギターリフは
素晴らしい!
ビートルズを語る HELP!ジョン 心の叫び
1965年7月 10枚目のシングル
これは、「4人はアイドル」という、
ビートルズ主演の映画のテーマ曲。
この映画のタイトル。
ん〜、どうなのか?
それはさておき。
この曲は実にノリがよく軽快である。
イントロから
ガツンとくるものがある。
……………………………………………
人曲絶頂のビートルズだが、その頃、あまりの人気で、プライベートはなくなり、ハードすぎて疲労がたまっていたようだ。
この曲を作ったのは
ジヨンレノン。
ヘルプ!
というのは、そんな毎日に悲鳴をあげてのメッセージでもあるようだ。
……………………………………
この曲は、ジヨンレノンの
心の苦痛、叫びそのものだろう。
彼の生い立ちについて
触れてみたい。
1940年10月9日
リバプールで産まれる。
船乗りの父親は
2歳の時に蒸発。
母親には愛人がいて同棲。
育児放棄だった。
育ててくれたのは
叔母夫婦。
5歳の時に戻ってきた父親と、母親との親権の争いで母親が勝った。
しかし
また愛人のもとへ戻り
叔母夫婦に預けられてしまう。
物心つかない5歳にして
愛情を受けることができないまま育っていたのが分かるだろう。
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さて
小学校に入ったジヨンは
成績も悪く
喧嘩好きの不良だった。
15歳になったジヨンは
会いたかった母親に会う事が
できた。
その時に母親は、
レコードをきかせた。
ハートブレイクホテルは
衝撃だった。
そこからロックにはまるのだ。
とういことを考えると、
ジョンレノンが世に出たのは
プレスリーの影響が大きかったと言っても
間違いではないだろうと思う。
新聞の通販でギターを購入し、
1957年には初の作曲もしている。
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そんなある日だった。
それは、1958年。
ジヨンが18歳のとき。
母親が車にはねられ即死。
警察官の運転する車にはねられたのだ。しかも飲酒運転。しかし、警察官は無罪。
勿論、母親の死は大きなショックだったろうが、単純に亡くなったショックに加え、このような責任の所在が曖昧にされて悲運な事故による亡くなり方という事は、やはり人生を大きく変えてしまうのではないかと思うのだ。
この苦痛を乗り越えるために、
音楽に助けを求め、
拠り所としたのだろう。
こうやって
本格的に音楽活動を始める。
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ボールとは、
ジヨンが15歳の時の時に出会ったが
ジヨンとほぼ同じ頃に
ポールも母親を亡くしている。
そんな2人は一緒にバンド活動をして
絆を深めていったのではないだろうか。
音楽活動を続ける中、
1962年10月5日
ビートルズとしてデビューとなった。
同年8月に、実は
シンシアと結婚していた。
これは、公にはなっていなかった。
1963年に長男が産まれるが
ジョンは、どうやって長男に
接したからいいのかが
分からなかった。
それは、ジョンが幼い時に
必要な愛情を受けていなかったからでは
ないかと思う。
この時、
助けを求めたのは
ポールだった。
ボールはジヨンの息子と
遊んだりして
サポートした。
そして、1966年
オノヨーコと出会った。
ジヨンはこの頃、
日本に興味を持っており
彼女のアートにも惹かれ
親しくなっていく。
シンシアとは離婚し
1969年にオノヨーコとの結婚を果たす。
ジョンは、このとき、長年の孤独から
解放されたのではないかと思うのだ。
この頃、ジヨンはビートルズの活動に興味を失っていた。
1969年8月
アップルのミーティングで
「俺は辞める」と言った。
しかし、まさかポールが脱退するとは思わなかったようで・・・
しかし、1970年代。
ついに
あのビートルズは解散した。
こういった事を振り返ると
ビートルズの解散というのは
結局は、
ジョンレノンの孤独が埋められず
答えを求めた先が
ビートルズではなく
オノヨーコだった・・・
ということになるのではないだろうか?
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解散後は、主にオノヨーコと活動した。
ちなみに、
ソロ活動そのものは1968年からしていた。
1970年の「mother」という曲は、
「ジヨンの魂」というアルバムに
入っている。
あの有名な「イマジン」は
1971年のもの。
1975年、
育児の為に音楽活動を休止した。
自分の音楽活動に明け暮れるわけでもなく
愛する息子のために、休止できた男だった。
ジョンレノンは。
息子ショーンが5歳になったら再活動する事を決めていた。
そして約束通り
1980年、再開した矢先………
悲劇が起こったのだった。
…………………………………………
ジヨンには、
幼少期のトラウマがあった。
ビートルズの解散後も心の問題で苦しんでいた。
鬱状態だったジヨンは
プライマルスクリーム療法を受けた。
それは、「原始の叫び」を意味する。
アーサー・ヤノフの
セラピーだ。
幼い時に満たされなかった欲求が
感情を抑圧することから
その時の苦痛を
再度体験することで
その抑圧した感情を出し
解放させるというもの。
そしてできた曲が
「mother」だった。
………………………………
解散後のビートルズは、それぞれにソロで活躍している。
ジョージも
ポールも
リンゴも
全米一位が続いたり
ヒットが沢山あったり
しかし、
ジヨンのソロ活動は
「イマジン」に終わってしまったとも言われる。
ヨーコとやっと
家庭の温かみある生活を築いて
落ち着いてきた中
育児をしながらも
音楽は続けてきたが。
………………………………………
ただ、
「イマジン」という
この一曲だけの大きなヒットでも
クオリティを考えれば
十二分だろう。
売れるからいい曲なのかと言えば
それは違う。
……………………………………
ジヨンの人生は
波乱に満ちて
落ち着く暇などなかった。
「ヘルプ」は
ビートルズ全盛期に
自分を見失うくらい
忙しすぎた時の
助けを求める心の声だった。
ただ
ジヨンは、その時に限らず
人生そのものに
誰かの真の愛情を
求めていたかと思う。
そういう意味で
ジヨンにとってのヘルプは
人生への問いかけだったかも
しれない。
**************************
また、
解散後にローリングストーン誌の
インタビューでヘルプの歌詞が好きであると言っている。
ヘルプに関しては、
かなりの思い入れがあったようで
再度レコーディングしたいと思っていたらしい。
もともとはスローな曲にしたかったらしいが、
映画に使う曲ということで軽快なテンポに変えたという。
1970年12月デモセッションでスローテンポのヘルプを再録音した。
ただ、CD化はされていない。
.
ミスチルヒストリー メインストリートに行こうで見える対極性
アルバム「バーサス(対)」
1Another Mind 2メインストリートに行こう 3 and close to you
4 Replay 5マーマレード・キッス 6蜃気楼 7逃亡者
8LOVE 9さよならは夢の中へ 10 my life
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メインストリートに行こ〜う♫
と歌うところ。
歌詞の内容としては
みんなが狙っていた君と
隠れて会ってたけど
堂々と表(メインストリート)に出たい。
というところだろうか?
特にそれ以上の深い意味は
「自分のためだけの命なら
俺はいらない」と。
…………………………………………………
ミスチルヒストリー VERSUSという企み
ミスチルの3枚目のアルバムは、
思ったほどの売れ行きではなかった。
そのわりに、実は
このアルバムは1年という時間をかけており、意気込みが感じられる。
皮肉にも
前作の2枚は、間を空けずにハイペースで作られてたもので、特に2枚目のkind of loveは売り上げが高かった。
………………………………………………
しかし
実は、かなりクオリティの高い曲が入っている。
業界では、このアルバム、
かなり評価が高いと言われているのだ。
タイトルのバーサスとは、「対」を意味する。
色んな意味で「対」を意識して作られている。
奇数は暗めの曲
偶数は明るい曲
という構成である。
明るさと、暗さを行き来する・・・・
そして、
微妙な境界線の上にいる不安定さが
今までにないものを生み出している感じ。
それまでのミスチルのポップな曲調を残しつつ
海外録音でバンドサウンドに拘った曲とを取り混ぜている。
というわけで、これを意識しながら聴くと
味わいがあるだろう。
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二ューヨークの
ウォーターフロントスタジオで
レコーディング。
何故、海外?
わざわざ海外に行かなくてもできるでしょ。
そこなのだが・・・。
日本は湿度が高いので、
場所が変われば音質も変わってくる。
音へのこだわりって大事だからね。
乾いた音を出したくても
日本でのレコーディングでは
上手くいかない。
ギターは、「木」なので
同じギターなのに
日によって
温度や湿度の影響を
もろに受ける。
ネックがそったり
不快な音になったり。
いやいや
ちょっと待てよ………
ニューヨークは温暖湿潤気候で
夏は高温多湿になるし・・・
日本に似ている。
そういうことではなさそうだ・・・
実は、
のちの「深海」もこの
スタジオだったのだが
ウォーターフロントタジオは、
ビンテージ機材の揃った
アナログレコーディングにこだわる
スタジオだった。
このアルバムではバンドサウンドに拘っていることもあり
音へのこだわりがあったのだろう。
デジタルで録音すると
あらは隠れてしまう。
綺麗かもしれないが
味わいはない。
誰がやっても似たような音に
なってくる。
そこをあえて
アナログにすると
不均一で凸凹が出る。
そこに
深い味が出てくるのだ。
これは、機械には
なせない技だね。
同じアンプでも
日本とアメリカでは
電圧も違うわけで。
このアルバムの音は、
重厚さを意識しているように思える。
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1Another Mind 2メインストリートに行こう 3 and close to you
4 Replay 5マーマレード・キッス 6蜃気楼 7逃亡者
8LOVE 9さよならは夢の中へ 10 my life
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Another Mind
もう一人の自分
作詞作曲 桜井和寿
アルバム1曲目にこれを持ってきた。
今までとは違うミスチルの闇を前面に出している。
これが、なかなかクオリティの高い一曲である。
ポップで爽やかなイメージだったミスチルが、
うって変わって
影がある。
どこか冷めたような・・・
クール、かつダークな曲。
マイナーコード使用。
誰かが定めた自分を演じてるという表現力はすごい。
バブルで浮かれた世の中を横目で
見ているかのようだ。
求められている姿と
本当の自分とのギャップだとか・・・
それを分かっていて
あえて演じている、その寂しさ・・・
そんな皮肉さを歌ってもいる。
シビアに人間の本質や現実、闇を
歌った歌詞。
アコースティックギターの音が
印象的で疾走感が漂う。
この曲で、ミスチルが
求めていたバンドサウンドによる
音楽性は
十分に狙いを定めただろう。
最後にギターソロなんか
やられた!という感じだ。
…………………………………………
ミスチルは毒のないポップスも
いかにもミスチルだが
このダークな影を見せる事により
立体感が出たのでは
ないだろうか。
奥行きとでもいうのか。
このアルバムは
売れ行きは
それほど芳しくなかったが
これからのブレイクの
予兆を感じさせる
アルバムとなった。
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小林武史氏との共作により
違う世界を出し始めたミスチルだが
この「アナザーマインド」は
桜井和寿自身が
作詞作曲している
という点も評価される。
小林氏の力を借りながらも
オリジナリティを出そうとすることを
忘れていない。
また、もし小林氏の力を最初から
借りようとせず頑なにオリジナルに
こだわっていたならば
音楽の世界に広がりは
出来なかっただろう。
桜井和寿の
天性の音楽センスは
そこにある。
いい音楽を吸収し
噛み砕き
オリジナルを作り出す。
高いジャンプをする為には、
筋力の伸び縮みが必要。
明るさと暗さで
高低差を作ったアルバム。
海外レコーディングまでして
彼らが挑んだ挑戦により
音楽性は高められ………
そして
この後、
とんでもないジャンプを
産み出してしまう事になる。