ビートルズを語る we can wark it out(僕らはうまくいく) でも、人生は短い。
さてビートルズの
11枚目のシングル
1965年12月
恋を抱きしめよう
なんと
これは両面がA面となる。
それが
デイ・トリッパー
……………………………………………
ということで
まずは、
「恋を抱きしめよう」から。
we can wark it out
(邦題 恋を抱きしめよう)
直訳では
僕たちはうまくいく
というような意味になる。
ポールが当時付き合っていた
関係が壊れかけたときの
歌らしい。
僕たちなら
うまくいく…と
関係修復しようとするという内容。
ポールがポジティブに
僕たちはうまくやっていけると歌いのだが、
ジョンは哀愁を漂わせ、ネガティブに
サビで、人生は短いと歌う。
これは偶然だったが
まるで予言的な内容となってしまった。
まるで
ビートルズそのものの末来を
歌っているようでもあり
我にかえると
哀しいのだが・・・
この時期のビートルズは
最高に光っていた。
********************************
全般的に
ポールが
リードボーカルを務めている。
しかし
ミドルエイトと呼ばれる
大サビの前の
よくブリッジと言われる部分は
ジヨンレノンが書いた。
また、ここのリードボーカルは
ジヨンレノンと
なっている。
この頃、
二人の共作は多く
レノン=マッカートニー
という名前で
発表されているが
共作の場合も
どちらかが作った場合も、
レノン=マッカートニー
という書き方がされたり
するようだ。
…………………………………………………
リードボーカルはポールなのだが
ベースボーカル・・・・というと、
ギターボーカルより難しい。
わりとファジーなギターに比べれば
リズム壊したら
バンドが成り立たないベースを
弾きつつのボーカル。
プロだからと言えば
それまでだが
ボーカルしていても
ベースは崩れない!
バンドではベーシストであるポールが
アコギを弾き歌っていたりもして
これが素晴らしい。
作詞作曲というクリエイトな作業に加え
演奏も・・・
全てにセンスがあり
ハイクオリティ。
ポールがどれだけすごいかを
感じさせる。
******************************
三拍子でワルツっぽくなる部分。
これはジョージハリストンが
考えたらしい。
なかなか、この部分が
面白くて・・・
時間が止まったような感覚になる。
しかも違和感なく
曲に組み込まれている。
またジョージは、
この曲でギターを離し
タンバリンのみで
演奏したりするが
タンバリンを
ジョンレノンが担当することも
あった。
レコーディングでは・・・
上述したように
入れ替わりがあったり
ピアノが入ったりもしている。
鍵盤は
ポールの方が上手いと言われているが
ジョンも「I'm Down」などでも
ピアノ演奏していたりもする。
ただ、
ジヨンのピアノは我流である為、
「イマジン」の時も
オノヨーコが
ニッキーポプキンスに
させている。
………………………………………………
そして、
以下
これだけ
多くのアーティストに
カバーされている。
ペトゥラ・クラーク 1966年アルバム「My Love」
ディープ・パープル 1968年アルバム「詩人タリエシンの世界」
スティーヴィー・ワンダー 1971年シングル
ヴァレリー・シンプソン 1971年アルバム「Exposed」
ハンブル・パイ - 1975年アルバム「ストリート・ラッツ」
フォー・シーズンズ - 1976年アルバム「All This and World War II」
メラニー - 1978年アルバム
「Phonogenic – Not Just Another Pretty Face」
チャカ・カーン 1981年 「What Cha' Gonna Do for Me」
チャカ・カーン 1981年 「What Cha' Gonna Do for Me」
とまあ、
なんともすごいカバーの数である。
*************************
あまりにもきれいに歌いすぎてる感じ。
**********************************
DEEP PURPLE
前奏が長いにも
限度がある。(笑)
歌が一曲終わるくらいの長さ。
3分くらいはイントロ。
*************************
やっぱり
良かったのは
スティービーワンダー
このリズム感。
****************************
ヴァレリー・シンプソン
ピアノによる前奏。
これもちょっとイントロは長すぎる。約1分半。
このまインストルメンタルで終わるのかと思った(笑)
***************************
ハンブル・パイ
ディープパープルのカバーよりは
断然こっちのアレンジの方がよい。
ギターのリフがいかしてる。
************************
やっぱりこの曲は、
きれいに歌い上げるのではなく
こんな感じで
ソウルっぽく歌ってほしい。
***************************************
チャカカーン
ああ!!さすが。
いいね。
いいね。
いいね。
いいね!!
チャカカーン。
これだよ~!!
求めていたのは。
このアレンジは
本当に素晴らしい。
正直、原曲のビートルズより
好きである。
この曲の編曲のしかた・・・
曲間の
サックスの音かな?
これもかっこいい。
ベースラインが
まるでベースソロ?ってくらい
大きい役目をしている。
ベースの低音が効いてくると
ブラックソウルっぽさが
浮き立つ。
【チャカカーン】
1973年にルーファスというバンドのボーカルとして
デビュー。
1974年 スティービーワンダーが作った曲をもらい
「Tell Me Something Good」が大ヒットとなった。
*********************************
ただ、
オリジナルを作ったのは
あくまでも
原曲のサウンドは
独特で味がある。