SHISHAMO 必然的奇跡。
「明日も」で有名な、SHISHAMO
CM曲やテレビ番組で色々な曲を起用された為
その名前は、いちやく有名になった。
ユニークなバンド名がなんともいえないガールズバンド。
そんなSHISHAMOに迫ってみる。
①.バンド結成まで
宮崎 朝子 ギターボーカル バンドの曲をほぼ作詞作曲
松岡 彩 ベース 2014年9月より(松本 彩の脱退後)
吉川 美冴貴(みさき) バンドリーダー ドラム 作詞もしている
メンバー3人
スリーピースバンド。
2010年高校の軽音楽部で
宮崎朝子(ボーカル)と松本彩(ベース)
この2人から始まった。
そこに同級生の吉川美冴貴(ドラム)が加わった。
結成当初は、漢字で「柳葉魚」(ししゃも)だった。
命名は宮崎朝子の姉が考えたというバンド名。
え?と思うような名前だが・・・
「読むと可愛いのに漢字で書くとかっこいい」
ということらしい。
このバンド名なら
他と被ることはないし
一度で覚えてもらえるのは確実だ。
しかし、変わっている!
しぶいというか・・・
お茶目というのか・・・
2011年からはオリジナル曲作成を作っている。
「宿題が終わらない」
タイトルがよいし
曲はかわいい。
この曲を、高校生対象の某アマチュアバンド大会で演奏し
賞をもらい評価を得ることになる。
ちなみに、
このときに貰った賞というのは、
優秀賞と
ボーカル優秀賞
以後、漢字から
SHISHAMOに変更した。
②.ベース脱退・奇跡の加入/松本彩と松岡彩
偶然の一致にしては
あまりにもできすぎた不思議な話だが・・・
もともとのベースは
松本彩
彼女が脱退後に入ったのが
松岡彩
一字違いだが
これはたまたま偶然である。
このベーシストの話が、面白すぎる。
2014年の8月
音楽フェスに参加していたときのこと。
もともと松本彩は、
バンド活動を20歳までと
公言していた為
次のベーシストを探さないといけない時期だった。
そんな時、
この音楽フェスで裏方として
てきぱきと
機材の搬入・搬出をしていた女子がいた。
彼女が、松岡彩。
ボーカルの宮崎朝子は
すぐさま
松岡彩に声をかける。
なんと、
そこで、
高校時代に軽音楽部に所属していて
しかもベース担当だったことが分かった!!
即行で
宮崎朝子はバンドに誘っただけでなく
翌日までに
「僕に彼女ができたんだ」のコピーを依頼。
翌日????
なんと、松岡彩は、
学校のテストもあったので
睡眠もあまり取れず、
それでも
ちゃんとコピーしてきた。
これが、その
「僕に彼女ができたんだ」
こうやって一晩でコピーして演奏。
SISYAMOの
オーディションには受かったものの・・・・
本人はかなり迷っていた。
ところが
父親の後押しが運命づける。
専門学校を中退して
SISYAMOに加入することになった。
ここで後押しした
この父親は偉いと思う。
親という役割からいえば・・
(体裁や失敗したときの心配もあるだろうから)
普通なら、間違いなく
学校を中退してまで
やる必要があるのか?
と止めるだろう。
本人の素質を理解し
決断の背中を押した
この父親の子供目線は、
素晴らしい。
そもそも、彼女が通っていた
専門学校は、
音楽の専門学校で
音響の勉強をしていたので
畑違いというわけではない。
後になれば
学校での勉強よりも
この機会を逃さずに
好きな音楽を追求するタイミングだったと
言うのは簡単だろうが
この短い期間で
中退を判断するのは
大きな勇気が必要だ。
③たった1か月で・・・
こうやって
松岡彩は、
一晩でコピー演奏をしたあと、
専門学校を中退し、
大好きな大阪を離れて
東京に向かうことになる。
一か月という短いスパンで
ライブ会場の裏方アルバイトから
バンドメンバーになっただけでなく
プロモーションビデオの公開となった。
これが
「量産型彼氏」のMV。
この決断力と
行動力。
そして、
この頑張り・・・
この話を聞いたら
SISYAMOを
応援したくなるのでは
ないだろうか。
松岡彩あっての
SISYAMOと言ってもいい。
④.とんかつ屋がブレイクのきっかけ!
実は、
大会では優勝したはいいものの
その大会以外で
曲を聴いてもらう機会はなかった。
もしかしたら
宝の持ち腐れで終わっていたかもしれない。
ところが・・・
宮崎朝子らが高校の軽音楽部に所属していた
顧問教師が
常連として行っていたお好み焼き屋さんに
SISYAMOの話をした事が
この後、奇跡を呼ぶ。
店内のBGMとして
流れるようになった。
なんと、それだけではなく
音楽制作の担当者がたまたま
このお店に来て耳に止まることになる。
SISYAMOの曲。
「宿題が終わらない」を
気に入ったのだ。
そこで
音楽誌にインタビューを
受けることになる。
また、
その奇跡のおかげで
深夜ラジオ番組
パーソナリティを務めるところまで
発展する。
ベーシストの件といい、
このとんかつ屋の件といい
このバンドは、
あまりにも
奇跡が重なっている。
なんと
マネージャーの
とりあえずCDを作ろうという言葉に・・・
体操着で
レコーディングしたという。
「宿題が終わらない」は
オリコンインディーズチャート7位にまで
のし上がることにもなる。
⑤.必然的奇跡、異例のスピードで・・・
2013年11月
メジャーデビュー後は、
異例のスピードで世間に認知されていく。
2015年 ミュージックステーション 出演
2016年 日本武道館 単独ライブ
2017年 「明日も」がドコモのCMソングに起用される
第68回NHK紅白歌合戦 出場
紅白に出場ともなれば
立派な国民的バンドと
いってもいいだろう。
ところで・・・
実は、
ギターボーカルの宮崎朝子が作る曲には
ある特徴がある。
非常に独創性がある音作りと
彼女ならではの歌詞の作り方・・・。
その音楽性については
また別の機会に触れることにするが
音楽理論上
通常では
ありえない曲作りである。
これらの奇跡は、
偶然ではなく
必然的な
引力かもしれないとさえ感じたりもする。
そんな才能に目をつけた
スポンサーが↓これらの曲を
CM曲として起用した。