ヤードバーズ1966 ペックとペイジ 幻のツイン
世界3大ギタリストのうちの2人。
ペックとペイジの話。
この頃のヤードバーズといえば・・・
ベース担当で、
楽曲のほとんどを
作曲していたサミュエル・スミスが
脱退した。
そこでジェフ・ベックは、
ジミー・ペイジに加入してもらうよう
話を進めた。
この時、
ジミー・ペイジは、
とにかくどんな内容でも
バンド活動ができれば
と思っていたようだ。
(最初はベースとして入り
のちにギターを担当)
ミケランジェロ・アントニオーニ監督の映画『欲望』
挿入歌として使用された「Stroll On」
原曲は「Train Kept A Rollin'」
バリバリのロックテイスト。
この映画にも実際出演した。
本当は、ザ・フーの予定が
変更となっての出演。
しかし
だんだんとライブへの欠席も目立ち
体調も崩し、
私生活も乱れていく。
最終的には
バンドを辞めることになった。
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「欲望」という映画自体
ザ・フーをイメージして
作られていた。
ザ・フーのリーダーの
映画出演を
断った。
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そんな
ジェフ・ベックは、
孤高のギタリストとも呼ばれる。
既存のものにとらわれない
自由な発想で、
新しいサウンドを産みだした。
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音楽的には
1965年あたりは
ヤードバーズの全盛期だが、
体調などもろもろの原因で
ステージには立てない事も多く
メンバーとも衝突してしまう
ことが見られた。
結局ツアーの途中で
解雇されてしまった。
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しかし、ジミヘンで
有名になったギタープレイ
「フィードバック奏法」
「アーム奏法」
「ピックスクラッチ」・・・
これらは、
もともとは、
行っていた奏法だった。
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そんなこともあり
世界の3大ギタリストと呼ばれた
ヤードバーズを脱退した彼は
ソロシングルを発売したりしたり
「ジェフ・ベック・グループ」なるものを
結成したりもした。
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とはいえ、
この1965~1966年あたりは、
勢いに乗っていた。
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【サイケデリックロック】
この「幻の10年」
なんと!!!
世界3大ギタリストのうち
2人がツイン・リードの形をとった
この曲は、
タイトルどおり
幻のような奇跡。
1966年
幻の十年
そして、
1966年
Psycho Daisies
刺激的なサウンド。
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ヤードバーズからエリッククラプトンが
脱退したのは、
商業的な戦略が
全面に出ていたからかもしれない。
ヤードバーズ在籍中のクラプトンは
あまり自己主張もしなかったという。
クラブ「マーキー」では
ローリングストーンズが抜けた代わりを
ヤードバーズが務めた。
しかし、ヤードバーズには
ヒット曲がなかった。
バンドが生き延びる為には
ヒット曲は、当然必要だろう。
そこで、
ビートルズのポップさと
ローリングストーンズのロックを
かけ合わせたような曲で
大衆受けを狙った。
ヤードバーズの3枚目シングルだった
「FOR YOUR LOVE」
クラプトンは、
この曲を好まなかったらしい。
しかし、
現実的には
これは、実に
大当たりだったし、
私もよい曲だと思っている。
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クラプトン脱退後、
ジミーペイジと
ジェフベックにより
過激なサウンドは
後のハードロックに影響を与えてもいる。
しかしメンバーとのトラブルも絶えず・・・
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そんなわけで
脱退すべき脱退でもあった。