ミスチルヒストリー 「Replay」 初期ミスチルの魅力
「抱きしめたい」に続く、3枚目のシングル。
1993年に発売された。
CMソングになりミスターチルドレンをより
世に知らしめることになる。
ミスチルの何がすごいかというと
一定のターゲットではなくて
幅広い層に受け入れられているという点だ。
こういうのを普遍性があるというのか?
そんなミスチルの曲は、
よくよく聴くと、
その対象は、恋人かもしれないし
家族かもしれないし、
仲間かもしれない・・・
そんなふうにも聴こえるのだ。
別の言葉を使うと
強いメッセージ性のある曲。
しかし
初期は、
Relayのように
胸がキュンとなるような
爽やかで軽やかな
ラブソングが多かったと思う。
で、やっぱり…………
そして、初期とはいえ、
完璧に完成されている曲。
こういう曲は、
ミスチルにしか作れない。
爽やかで、切なくて・・・
ノスタルジックで・・・・
常に内へと向かう、
回想させる何か・・・・・
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ちなみにCDの売り上げ数を見ると
デビュー 君がいた夏 21.710枚
2枚目 抱きしめたい 60.790枚
3枚目 Relay 88.330枚
4枚目 CROSS ROAD 1.255.940枚
5枚目 inocent world 1.935.830枚
6枚目 Tomorrow never knows 2.766.290枚
・・・・
徐々にうなぎ上りに上がりつつ
この後、クロスロードからは爆発的に
売り上げが上がり
ミリオンセラーを達成しているのが分かる。
Relayは、
十分にミスチルならではの世界観があり、
後のミリオンセラーのアーティストの貫禄を
思わせる曲だ。
覚えやすく親しみの持てるメロディで
とてもいい曲だなと思う。
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ところで
Replay のPV撮影は、
セントラルパークだった。
セントラルパークは、
ジョンレノンが大好きだった場所だ。
セントラルパークには
ストロベリー・フィールズがある。
これは、
ビートルズのジョンレノンの記念に
掲げられたものだ。
中央には、
ジョンレノンの代表作
Imajine の碑が・・・・
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あえて、ここでPV撮影が行われたのは、
当然、ビートルズへの敬意が
あったのではないかと思われてくる。
その後、
9枚目のアルバム「Q」でも
セントラルパークを歌ったのが
「12月のセントラルパークブルース」
この曲を聴けばわかるだろうが・・・
間違いなく桜井さんは、ジョンレノンへの
並々ならぬ思いがあるだろう。
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そういえば、
東京の錦糸町に
「Replay」というバーがある。
別名「ミスチルバー」
店長さんがミスチルファンということで
しかも、お客さんどうしがすごく仲がいいらしい。
都心に住んでいないと
すぐ行ける距離ではないのだが・・。
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いったん離れた関係が、Replay するという展開なのだが、
この歌詞だけで・・・・
ドラマを見ている気分にもなる。
曲を聴きながら、その次が気になってくる。
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さて、
サビから入るこの曲・・・・
昔、「金太郎飴」というものがあって
(実は大正時代からあるらしいのだけど・・・)
この飴は、
どこから切っても同じ模様なのだ。
このReplayも、
サビから入ることにより
延々と繰り返し
どこから聴いてもまたサビに戻る・・・
みたいな効果も
出ているのではないだろうか。
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切ろうとしても
切れない繋がり・・・
永遠に続く何かが
桜井さんの歌詞には
含まれていて
だから、切ない。
そして、戻ろうとするのだ。
時めいていた頃(曲で言うところのサビ、盛り上がり)に・・・・
そう、何度も・・・・・
何度でも・・・・・・
Replay
「再現する」「再生」
って感じだろうか???
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