ビートルズを語る 【ファーストアルバムの秘話】
さて、2ndシングルは、1963年1月11日発売の
「プリーズ プリーズ ミー」
同年3月22日
同じタイトルのアルバム
「プリーズ プリーズ ミー」
が発売される。
ビートルズ初のアルバムである。
プリーズプリーズミーは
いかにもビートルズだなと感じさせる曲である。
実は、このセカンドシングルが好評だったので
急遽、アルバム制作に入ったらしいのだ。
そのデビューアルバムではすでに
ビートルズならではのロックテイストになっている。
「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」
「ミズリー」
「アンナ」
「チェインズ」
「ボーイズ」
「アスク・ミー・ホワイ」
「プリーズ・プリーズ・ミー」
「ラヴ・ミー・ドゥ」
「P.S.アイ・ラヴ・ユー」
「ベイビー・イッツ・ユー」
「ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット」
「蜜の味」
「ゼアズ・ア・プレイス」
「ツイスト・アンド・シャウト」
カバー6曲。オリジナル8曲。
カバーを混ぜてのデビューアルバムだったのだ。
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実は、このアルバム・・・
ドラムのリンゴスターは、
「ラヴ・ミー・ドゥ」タンバリン
「P.S.アイ・ラヴ・ユー」マラカス
を担当なのだ。
ドラムを叩いていない!!
ドラムをたたくのは
アンディ・ホワイトというスタジオ・ミュージシャン。
これは、ちょっとショックだったけどね。
アルバム「パスト・マスターズ」の
「ラヴ・ミー・ドゥ」では
リンゴがドラムをたたいている。
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ビートルズのように
一世を風靡した
完成度の高いバンドの
デビューしたての
ファーストアルバムの青臭さというのは、
むしろ価値を感じてしまう。
影響を受けたので
それらのカバーをするのは
納得である。
どんな偉大なアーティストも
最初からオリジナルなんて作らない。
まずはカバーから入るのが定石であると思う。