洋楽タイムスリップ 1961
50年代のアメリカでは社交ダンスが主流していたが、
そこにツイストという新しいダンスが誕生した。
ツイスト・ブームを巻き起こしたのが、
黒人歌手チャビー・チェッカーの「レッツ・ツイスト・アゲイン」
50年代後半になると洗濯機、掃除機などの家電が登場。高級車を乗り回す人も・・・とはいえ、60年代のアメリカは、まだ人種差別の風習が色濃く残っていた。
特に南部はその傾向が強く、有色人種で店を拒否するレストランなど多く、限られた人のみ使える店の『グリーンブック』と呼ばれるガイドブックが出回ったり・・・
そんなアメリカで・・・
1959年初め、若者がツイストする姿を見て、ハンク・バラードとミッドナイターズが『ザ・ツイスト』をのB面で発表するも反響はなかった。しかしチャビー・チェッカーが同曲をカバーしたところ・・・Billboard 第一位となったのだ!!
その「ザ・ツイスト」に続いて、オリジナルの「レッツツイストアゲイン」が発表された。
彼の全身、身振り手振り、ノリノリで歌う姿がのちのツイストブーム旋風となった。
一方、日本でも終戦後(1945年~)、進駐軍向けにダンスホールが再び多数開かれ、のちに庶民も通い始めるようになり60年代ディスコブームが到来となる。また、ブルースはチークダンスとして残った。
大きな意味では、この曲は、のちのちのディスコの火付け役になったと言ってもよいかも?
1960年代といえば
音楽は、暗い世の中を変えていこうとしていた意味も
あるのではないかと思っている。
人々は、全身を使って音楽に合わせ・・・
お互いに生きていることをかみしめ合った時代だったと思う。
特に、きっと
黒人は人種差別を乗り越える魂の叫びとして
こういった体でリズムを取るものを音楽に
取り入れていたのではないかと
私はそう、確信している。