洋楽タイムスリップ 1961
エルヴィス・プレスリー。この名前を聴いた事がない人はまずいないだろう。この曲は プレスリー主演映画『ブルー・ハワイ』で使用されたもの。コリー・ハートやUB40等がカバー。
プレスリーと言えば、本来ロックのイメージ。キング・オブ・ロックンロール(キング)とも言われていたくらいだが・・・「好きににならずにいられない」、このバラードを聴くと、本当に、表現力が豊かだなと思う。バラード、なかなか、本当に良い。
ビートルズのメンバーは全員、プレスリーの影響を受けているという。
あのビートルズに影響を与えた男。
つまり、プレスリーなくして、ビートルズなし、と言っていいくらい偉大な存在だ。
高校卒業後、トラック運転手として働くかたわら、曲を作っていたという。
そんな彼は、1958年徴兵制で軍隊に入る事になる。スターであることを表に出さず貢献し、3年間の軍歴中、一度もギターを手にしなかったというから、なんという真面目さだろう。
その後、芸能活動を再開したが、その頃にはビートルズが、人気を独占しており、彼の人気は落ちていった。戦争が明暗を分けてしまった。
人種差別が根強く残る時代、「黒人のように歌う白人」とも言われ、その姿は白人に衝撃を与えた。黒人も白人も楽しめるロックンロールを世に広め、今も多くの人がロックを楽しんでいるなんて・・・。プレスリーって、本当にカッコいい男だ。
【ロックンロールとは】
黒人のリズム アンド ブルースをもとに白人のカントリー ミュージックの要素を加味したもの。ロック。 R&R 。
私たちが好むロックは、
本当は、黒人と白人の隔たりをなくす事を試みた音楽ジャンルだ。
最初にこういう事を考えた人がいるということを
覚えておいてもらいたいのだ。